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弁護士による債務整理

「債務整理」に関するQ&A

債務整理をしても使えるカードを教えてください。

  • 文責:所長 弁護士 伊藤美穂
  • 最終更新日:2023年4月11日

1 債務整理で一部のカードが使えなくなる理由を知れば、使えるカードが分かる

債務整理をすると、一部のクレジットカードや借入専用のカードは使えなくなります。

デビットカード、チャージ式のカード、借入のない銀行のキャッシュカードは使えるほか、一部クレジットカードが使えることもあります。

債務整理をしても使えるカードがどれかを見極めるには、なぜ使えなくなるカードがあるかの理由を知る必要があります。

2 債務整理する連絡を受けた業者が自社のカードを失効させる

弁護士が相手の業者に債務整理をする旨を通知すると、返済をしなくても督促が来なくなります。

相手の業者は、約束どおり返済をしないのに新たに借金を増やしたり買い物で払うものを増やしたりされては困りますので、自社のクレジットカードや借入専用カードを失効させます。

また、借入のある銀行を債務整理の対象にすると、銀行は、口座の残高と借金を相殺して回収するため、キャッシュカードを使えなくすることがあります。

3 信用情報を見た業者が、クレジットカードを失効させる場合がある

また、債務整理の対象にされた業者は、信用情報機関に、債務整理や延滞の事故情報を登録するよう連絡します。

いわゆる、ブラックリストへの登録です。

信用情報は、CIC・JICC・全国銀行協会等に分かれていますが、この信用情報は、登録している貸金業者が見ることができますので、たまたま情報を見た別業者が、クレジットカードや借入専用カードを失効させることもあります。

4 現金や預貯金の裏付けがないと買い物できないカードは使える

信用情報は、現金の裏付けがなくともできる買い物により、新たに払えない可能性があるお金を増やすことを防ぐためのものです。

そのため、預金残高がなければ使えないデビットカードや、事前に現金をチャージしておく必要があるプリペイドカードやチャージ式のカードは、払えない心配がないため使用できます。

ETCカードも、クレジットカード代金と一緒に支払う方式のものは使えなくなる可能性がありますが、ETCパーソナルカード等チャージ式のものは基本的に使用できます。

5 銀行のキャッシュカードが使えるかどうか

借入のない銀行のキャッシュカードは、問題なく使えます。

借入のある銀行も、債務整理の対象とせず約束どおり返済すれば使い続けられるのが通常ですし、銀行によっては使い続けられるケースもあるので、債務整理の対象とするかを含めて弁護士とご相談ください。

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