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弁護士による債務整理

「任意整理」に関するお役立ち情報

任意整理の完済後に住宅ローンは組めるか

  • 文責:所長 弁護士 伊藤美穂
  • 最終更新日:2024年2月6日

1 信用情報機関への登録

借金を任意整理すると、弁護士から受任通知を受け取った業者が、自分の加盟している信用情報機関に事故情報を登録します。

これがいわゆるブラックリストに載るという状態です。

信用情報機関に事故情報が登録されると、登録中は住宅ローンを組むこと等ができません。

信用情報はその信用情報機関に加盟している業者しか利用できないため、事故情報が登録されている信用情報機関に加盟していない業者の住宅ローンであれば組める可能性もありますが、現実的には非常に難しいかと思います。

日本の主な信用情報機関としては、CIC(株式会社シー・アイ・シー)、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)があります。

2 事故情報の削除

事故情報の登録は、永久的に残っているわけではありません。

事故情報は、その信用情報機関が定めた一定期間が経過すると削除されます。

削除されるまでの期間は法律で決まっているわけではありませんので、それぞれの信用情報機関の決まりに従って削除されることになっています。

任意整理を行った場合には、通常は完済から5年間で事故情報が削除されます。

事故情報が削除された後は、住宅ローンの借り入れができる可能性が高くなります。

ただし、事故情報が削除されたからといって、必ず住宅ローンが組めるというわけではありません。

収入や会社の規模、勤務年数等などの経済状況等の審査がありますし、任意整理を行った業者内部の情報としては、半永久的に情報が残っているとも言われていますので、任意整理を行った業者や関連業者の住宅ローンの審査を通るのは、非常に厳しくなります。

3 信用情報の開示請求

事故情報が登録された状態で住宅ローンの申し込みをしても審査に通ることは難しく、審査に通らないことを繰り返すと、更に審査が通りにくくなることもあり得ます。

自分の信用情報に事故情報が登録されているかどうかは、各信用情報機関に自分の信用情報の開示請求をすることで、確認できます。

任意整理を行い、完済してから住宅ローンを組む際には、念のため信用情報機関への情報開示請求をしてから住宅ローンを組むこともご検討ください。

4 任意整理の完済後の生活

任意整理をしていても、きちんと完済して5年経ち、きちんとした経済状況であれば、住宅ローンを組むことができます。

借金の返済が苦しくなってきた時には、弁護士にご相談のうえ、経済的に無理のないうちに任意整理をすることをおすすめします。

早いうちに生活の立て直しを行った方が、早く住宅ローンを組めるようになります。

任意整理を考えている方は、当法人にご相談ください。

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