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ブラックリストとは

  • 文責:所長 弁護士 伊藤美穂
  • 最終更新日:2023年10月23日

1 ブラックリストとは何か

任意整理や自己破産などの債務整理をすると、ブラックリストに載ってしまうのではないかと心配されている方がいらっしゃいます。

しかし、現実には、「ブラックリスト」という名前のリストは存在しません。

「ブラックリスト」と呼ばれているのは、信用情報機関に登録された事故情報です。

信用情報機関は、加盟する金融機関等で起こった金融情報を共有しており、借りている金額やこれまでの取引期間などの信用情報をもとにして、顧客の返済能力等を審査しています。

その信用情報機関に加盟している業者で、長期の滞納をしたり、任意整理などの債務整理をすると、信用情報機関にその金融事故の情報が登録されて、顧客の信用情報に金融事故情報が登録されるのです。

これがブラックリストと呼ばれるものの正体です。

2 信用情報機関の仕組み

クレジットカード会社や金融機関は、クレジットカードの発行や借金の申し込み、分割払いでの契約の申込み等が行われた際、顧客の信用や返済能力を審査しています。

金融業者は、その審査により、カード発行や分割払いを認めるかどうかや、借り入れを認めるか、認める場合にはその金額をいくらにするかなどを決定します。

債務者が借金の一定期間以上の滞納や債務整理をした場合、加盟している金融業者は、信用情報機関に事故情報を登録します。

クレジットカード会社や金融機関は、信用情報機関の信用情報を調べてからクレジットカードを発行したりローンの審査を通したりしますので、金融事故情報が登録されている間は、クレジットカードの発行や借り入れが難しくなってしまうのです。

ただし、信用情報を確認できるのは、各信用情報機関に加盟している業者だけですので、登録されている信用情報機関に加盟していない業者であれば、審査が通ることもあります。

3 主な信用情報機関

主な信用情報機関としては、CIC(株式会社シー・アイ・シー)、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)があります。

自分の借入先や借入金額などが分からなくなった場合や自分の信用情報が気になった場合、これらの信用情報機関については本人が自分の信用情報の開示請求をすることができます

参考リンク:CIC・情報開示とは

4 借金でお困りの方へ

ブラックリストに載ることを心配して債務整理をすることをためらう方がいらっしゃいますが、長期間にわたり滞納を続けていれば、債務整理をしなくてもいずれは信用情報機関の事故情報に登録されてしまいます。

また、事故情報の種類にもよりますが、事故情報は一定期間が経過すると抹消されます

借金などでお困りの方は、お早めに弁護士に相談して、できるだけ早い問題解決を目指してください。

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