京都で法律問題でお悩みの方は【弁護士法人心 京都法律事務所】まで

弁護士法人心 京都法律事務所

遺産分割での葬儀費用の取り扱い

  • 文責:所長 弁護士 伊藤美穂
  • 最終更新日:2021年3月31日

1 遺産分割と葬儀費用の関係

ご家族が亡くなってすぐに遺産の分け方を話し合うことは少ないので、まずは葬儀費用を誰かが支払っておき、その後で葬儀費用をどのように負担するかを話し合うケースがほとんどです。

葬儀の費用は、その規模によって、数十万円から数百万円と幅がありますが、決して少ない金額ではないので、誰がどのように負担するかは大きな問題です。

しかし、法的には遺産分割と葬儀費用は無関係と考えられています。

なぜなら、遺産分割は、亡くなった時点での財産ついて話し合うものであり、亡くなった後に発生した支出である葬儀費用は、遺産と直接関係がないためです。

2 遺産分割を放置したことで、多額の賠償金が発生するケース

葬儀は、喪主が葬儀会社と契約するものであるため、契約者である喪主が負担することが一般的です。

しかし、そのような原則を知っている方は少なく、遺産の分け方でもめた時に、「葬儀の手配を1人で頑張ったのに、なぜ私が葬儀費用を全額負担しないといけないんだ」とおっしゃる方が少なくありません。

3 必ず喪主が葬儀費用を負担するとは限らない

喪主が葬儀費用を負担するというのは、あくまで原則論です。

たとえば、相続人全員で「葬儀費用は全員で負担しよう」という合意をすれば、何の問題もありません。

また、「長女は介護を頑張ってくれたから、葬儀費用は他の兄弟が負担しよう」という合意ももちろん適法です。

さらに、亡くなった方が、特定の相続人に財産を託し、「自分の医療費や葬儀費用はここから出しておいて欲しい」と頼んでおけば、遺産から葬儀費用を支払うこともできます。

4 葬儀費用の負担方法はあらかじめ決めておきましょう

自分の葬儀費用を誰が支払うのかという点について、自分の子や孫がもめるのは、あまりにも悲しい状況です。

そのような事態を防ぐために、葬儀費用を誰がどのように支払うのかは、事前に決めておきましょう。

また、事前の取り決めがない場合は、葬儀費用を誰がどのように負担するかについて、相続人同士で話し合ってから、葬儀のプランを選ぶようにすることが大切です。

  • 電話法律相談へ
  • 選ばれる理由へ
  • 業務内容へ

弁護士紹介へ

スタッフ紹介へ

お問合せ・アクセス・地図へ

お問合せ・アクセス・地図へ