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交通事故の治療費と過失割合の関係

  • 文責:所長 弁護士 伊藤美穂
  • 最終更新日:2022年7月15日

1 交通事故の治療費

交通事故にあった方の治療費も、加害者に対する損害賠償項目の一つです。

交通事故で損害賠償をする場合には治療費も請求しますが、通常は被害者の方に大きな過失がない場合には、加害者側の任意保険会社が治療費を直接医療機関に支払っていて、被害者が直接支払うことはあまりありません。

しかし、過失割合に応じて、被害者も損害を公平に分担する必要があり、治療費についても過失割合に応じて被害者が負担することになります。

加害者側の保険会社が一旦治療費を全額支払っているからといって、治療費の負担を免れるわけではありません。

2 交通事故の治療費と過失割合

治療費も被害者に発生した損害ですので、被害者側に過失があれば過失分は被害者の自己負担になります。

例えば、治療費として50万円かかった場合に被害者に2割の過失があれば10万円は被害者が自己負担をすることになります。

ところが、治療費について過失分だけ医療機関に支払うことはできないので、通常、治療費は、保険会社から医療機関に全額が支払われています。

それでは被害者の過失分の治療費はどうやって被害者から支払われるのかというと、最終的な損害賠償の際に他の賠償金から被害者の過失分の治療費が差し引かれることになってしまうのです。

勿論、治療費が高額になるほどのケガであれば、重症ですので慰謝料なども高額になり、最終的に受け取る金額がマイナスになることはないかもしれません。

しかし、被害者側にある程度の過失がある場合には、最終的な賠償金額から治療費が差し引かれることを考慮して、労災保険や健康保険を使った治療を検討したほうがよいこともあります。

一方、過失がない場合や、過失があっても小さくて治療費も少額の場合には、場合によっては自由診療で十分な治療を受けたほうがいい場合もあります。

また、自分の過失が大きくても、7割未満であれば自賠責保険の範囲内で短期的に治療が終了するのであれば、自賠責保険の範囲内では一定の範囲であれば過失相殺されない場合があるので損害賠償金の減額がないこともあります。

しかし、安易に過失がないと思い込んで、治療費が高額になるのに労災保険や健康保険を使わずに治療をすることは危険です。

きちんとした過失についての見通しをもって決めないと、最終的な賠償金額から差し引かれて受け取れる賠償金が少なくなってしまいます。

安易な自己判断が大きな損失を生み出すこともあります。

3 交通事故にあったらすぐに弁護士へのご相談を

交通事故にあった際にはすぐに交通事故に詳しい弁護士にご相談いただき、明らかに過失がないような場合を除いて、労災保険や健康保険を使わずに治療しても不利にならないかをご確認ください。

きちんと確認することで、最後に適切な賠償金を受け取ることができます。

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